柳井社長の世界“天下取り”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070908-00000017-gen-ent
●米バーニーズ買収失敗でもめげない
めげない。米バーニーズ・ニューヨーク買収に失敗した「ユニクロ」の柳井正ファーストリテイリング社長は「失ったものは何もない」とキッパリ。
「結局、米バーニーズの売却額吊り上げに利用されただけ」というアパレル関係者たちの心ない声も「言わせておけ」の心情とみえる。
むしろ「今回の件で、ブランド認知度が高まった」と、柳井社長はあくまでプラス思考を貫く。
4日、柳井社長は「ファーストリテイリングの事業戦略〜この1年の成果と今後の展望」を都内で発表した。
「強気の柳井」は健在で、フランス進出を表明。
世界のユニクロ、グローバルなユニクロを何度も口にした。
昨年のニューヨーク旗艦店(ソーホー地区)開業、ロンドンでの出店加速(11店舗、8月末)、さらに上海、香港、韓国と海外展開は続く。
そしてフランス。12月にパリ1号店(アンテナショップ)を出店し、その後、旗艦店を出す計画だ。
フランス進出はうまくいく?
「パリはカジュアル店がひしめき合っています。米ギャップ、スウェーデンのH&M、スペインのザラ、それに仏でユニクロと似たような展開をするエタム。こうした強豪と正面衝突ですから簡単ではない。ただ、日本発のブランド『無印良品(MUJI)』は、商品のシンプルさがパリの人に人気です。ユニクロもシンプルさを前面に出せば支持されるかもしれません」(仏在住のジャーナリスト)
●二兎を追う憂いもなきにしもあらずで…
海外ユニクロの業績(07年8月期予想)はどうか。
米国は売上高33億9000万円で、営業利益は13億6000万円の赤字。
同じく英国は44億円を売り上げ4億2000万円の赤字だ。中国、香港、韓国は営業利益を確保した。
「進出当初は初期投資がかさみますから赤字は仕方ないでしょうが、正念場はこれから。フランス進出でパリ、ロンドン、ニューヨーク、東京と世界4都市をカバーする。気になるのは、柳井社長の最大目標が2010年のグループ売上高1兆円ということ。M&A攻勢も分かるが、今はユニクロを世界ブランドに育てることを最優先にした方がいい」(経済ジャーナリスト)
柳井社長は、おそらく二兎を追う。
ユニクロの世界ブランド化と1兆円達成。
2つは「切っても切れない関係」かもしれない。
でも二兎を追うものは……も忘れたくない。
(Yahoo!ニュース)
ユニクロ
柳井正
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